| 輪島市は、親指の第一関節を曲げたような形の能登半島に位置し、肥沃な大地、豊饒の海と美しい自然にめぐまれた土地。この地に爪痕を残した能登半島地震から1年が経つが、風景も人々も元気と力強さであふれている。 この魅力ある土地の中でも、必ず訪れたいのが、1999 年7月に農林水産省から「日本の棚田百選」に認定された、『白米千枚田(しろよねせんまいだ)』。高洲山の山裾が海に落ち込む斜面に開かれた田で、曲線を描くあぜに仕切られた2000以上の小さな田が重なり、美しいコントラストが堪能できる。春から夏にかけては海に沈む夕日が、水田に映える絶景も見ものだ。 |

奥能登が育んだ伝統の逸品「輪島塗」 |
「堅牢優美」 - 相対するイメージを抱くこの表現は、輪島塗を表した言葉だ。輪島塗の起源には様々な説があり、由来は未だ定かではないが、長い時間をかけ幾世代にも受け継 がれてきたその技は現在、輪島市内の学校給食を彩る器としても利用されている。 |
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| 光沢が美しい輪島塗 |
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| 工房や塗師屋の目印 |
輪島塗職人のもう一つの芸術「段駄羅(だんだら)」 |
| 愛してる わたしといてよ 請求書 甘い言葉を盾に顎で使っているようだが、そうではない。お昼のドラマと錯覚するようなこの句は、段駄羅という輪島に伝わる言葉遊びだ。江戸中期に輪島塗の行商が、江戸で覚えた「もじり」という遊戯化した俳諧を輪島に持ち帰り、職人が輪島塗の何百回と漆を塗る気の遠くなるような作業を少しでも和らげようとしたのが始まりとされる。段駄羅作法と呼ばれるルールは、五・七・七・五の形態をもち、間の七の音を同じ音にして二通りの意味を持たせ、前半後半それぞれ別の世界(話)へとつなぐ輪島独自の言葉遊びの庶民文芸だ。つまり、冒頭のドラマ仕立てな一句はこう解き明かされる。 - 愛してる 私と居てよ / 渡しといてよ 請求書 この段駄羅をもっと楽しむには「段駄羅通り」へ。2008年2月末に優秀作品が決定し、思わずクスッと笑ってしまうような作品が新しく掲載されたばかり。輪島のこの新しい観光名所に是非足を運びたいが、時々ドキッとするような作品に出逢うことがあるので覚悟して向かおう。 |
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| 段駄羅の深さに触れることができる |
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| 途中で傑作に出会うことも |
古くから人々の触れ合いを支えてきた輪島朝市の魅力 |
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| 鮮魚をつかんだお母さんが「こおてくだあー(買ってください)」と威勢のいい声を上げる。露店をみてまわると、お店を切り盛りしているのは女性がほとんど。県内外から多くの観光客が訪れ、日本三大朝市として知られる輪島朝市は、今から1200年前以上前に、神社の境内で行われていた農産物と海産物の物々交換が始まりとされる。 露店を開く場所は家代々で引き継がれ、朝市通りの両脇には、露店がぎっしりと並ぶ。新鮮な能登の魚介類や珍品、漆器などの特産品の売買による人々の交流は昔も今も変わらない。売り子のお母さんの温かみある方言に誘われ、「そのふぐ糠漬け買います!」とはいったものの、値段の表示がないことに気がつく。尋ねると、買い手と売り手の掛け合いで値段が決まるとのこと。意気揚々と値段の交渉に入り、恥じらいを忘れて1円単位での攻防戦を繰り広げるのも輪島朝市の醍醐味。心温まる人々との触れ合いを楽める朝市では、交渉の達成感とお母さんのキュートな笑顔に、調子に乗って買いすぎないようご注意を。 ※毎月10日、25日及び正月三が日は定休日 |
| 輪島の写真 |
| 輪島への定番アクセス |
| ココでは定番アクセスを紹介!その他のアクセス方法は輪島市観光協会で詳しく紹介しているので、自分にあった交通手段を。 |
【東京方面から】東京駅(JR上越新幹線「とき」)→越後湯沢駅(特急「はくたか」)→金沢駅(直行バス)→輪島大阪駅(特急「サンダーバード」もしくは「雷鳥」)→金沢駅(直行バス)→輪島【大阪方面から】大阪駅(特急「サンダーバード」もしくは「雷鳥」)→金沢駅(直行バス)→輪島【名古屋方面から】名古屋駅(JR東海道新幹線「ひかり」)から米原駅(特急「しらさぎ」)、もしくは名古屋駅(1日8本の直通特急「しらさぎ」)から→金沢駅(直行バス)→輪島 |
【東京方面からのみ】羽田空港(1日2本のANA)→能登空港(直行バス)→輪島 |
【東京方面から】関越・上越自動車道経由で米原JCTから、北陸自動車道にのって金沢森本ICへ。 金沢森本ICから国道159号を北上【名古屋・大阪方面から】名神高速道路経由で米原JCTから北陸自動車道にのって金沢西ICへ。 金沢西ICから国道8号と県道60号で内灘に出て能登道路を利用。 |
| 今回紹介したエリア |
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